醍醐の桜の植樹式と梵鐘開眼供養式

2017年4月4日

熊本への祈りを皆様とともに

四月三日、復興を祈る「復興の鐘」の開眼供養式ならびに、菩提樹苑の「醍醐の桜」植樹式を盛大に執り行いました。

これは昨年の「百螺祈願」で加藤神社ならびに阿蘇神社へ植樹した「醍醐の桜」と同じ桜を菩提樹苑にも植え、さらにそのそばに建立した復興を祈る鐘「復興の鐘」の開眼供養を行ったものです。

前日までの荒天が嘘のような青空の下、加藤神社の湯田宮司や阿蘇神社の内村権禰宜をはじめ、およそ百五十人の方においでいただきました。ご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

阿蘇神社、加藤神社に加えて三本目となる、「醍醐の桜」の植樹式を終えた後には「復興の鐘」の撞き初めを行いました。
荘厳な鐘の音は、熊本市、そして阿蘇の山々まで響き渡るようでした。

ゲストとしてご参加いただいた「熊本音楽復興支援100人委員会」の皆様による生演奏も披露。
青空の下で聞くクラシック音楽はまた格別でした。

式の最後には参列者全員で、願いごとを書いたカードをつけたバルーントス(風船飛ばし)を行いました。
晴天のうえ、風がなかった当日は絶好の「バルーントス」日和。
お手伝いいただいたイベント会社の方も「こんなに美しく風船が飛んでいくのは本当に珍しい」と驚いていたほどです。
色とりどりの風船が、青空に飲み込まれていき、参加者の復興への祈りが浄土まで届いたようにも思えました。

この「復興の鐘」と、熊本市・阿蘇市に植樹された三本の「醍醐の桜」が、これからも熊本の復興を見守り続けることを願います。

この「復興の鐘」は、まだ制作初年度で、たびたび撞くと壊れてしまう恐れがあります。
それを防ぐため、これからしばらく寝かせ、撞くのはお休みです。
今年の大晦日、除夜の鐘として皆様と一緒に撞くことを計画しています。詳細が決まり次第お知らせします。
また、来年以降は、いつでも来られた方が撞けるようにしていきたいと考えています。どうぞお楽しみに!

植樹式と梵鐘開眼供養式の様子

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