一年の終わりと新しい年の始まりを、厳かに告げる除夜の鐘。
「除」には“古いものを去って新しいものにつく”という意味があり
大みそかは、古い年を去り新しい年を迎える日なので「除日」と呼ばれます。
除日の夜に撞かれる鐘、それが除夜の鐘。
諸説ありますが、人には108の煩悩があると言われ
それを祓うために108回の鐘を撞くと言われています。
大みそかは除夜の鐘を撞きに菩提樹苑にお越しになりませんか。
今年一年、皆さんの心を惑わせ、悩ませ、苦しめたものを解き放ち、
新しい年、清々しく一年の幸せを願いましょう。

除夜の鐘について

日時

令和5年 12月31日(祝)/

22:00
受付開始
23:00
厄除護摩祈願
撞き始め
24:00
受付終了
24:30
除夜の鐘 終了
厄除護摩 祈願終了

奉納料

お一人様 1,000円
厄除け護摩祈願[護摩木一本付・鐘撞き一打]

※ 当日受付にてご奉納ください。

厄除け護摩祈願とは

真言密教に伝わる秘法で護摩木と言われる木に願い事を記入し、導師により焚き上げられ、願主の願いを御本尊不動明王に届け、旧年中の厄災を払い、現世利益を願うものです。

護摩祈願の様子

場所

公園墓地菩提樹苑 鐘楼堂広場

〒860-0073 熊本市西区島崎5-927-6 Googleマップで見るTEL 096-356-1962

公園墓地 菩提樹苑

本蔵院が管理している公園墓地。熊本市中心地から約3.5キロとほど近い、西区島崎に位置します。中でも鐘楼堂が建てられた場所は見晴らしがよく、熊本市内を一望できます。

菩提樹苑公式サイト

菩提樹苑公式サイト

苑内案内図

苑内案内図
※ お車でご来苑の方は警備員の誘導に従い、苑内の駐車場もしくは一方通行エリア(車道左側)を駐車スペースとしてご利用ください。

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復興の鐘 建立の経緯

  • 2016.4.14/4.16 熊本地震発生

    最大震度7を記録した2回の地震をはじめ、最大3以上の余震が500回を超えた熊本地震。県内各地で多くの尊い命が奪われ、建物や神社の倒壊が見られました。本蔵院でも、堂内の仏像や仏具、書棚等の全壊などの被害を受けました。

  • 2016.11.7-11.8 百螺祈願

    地震から7カ月後の11月、真言宗の青年僧侶約百名を、加藤神社と阿蘇神社に集結させ、地鎮祈祷を行いました。そして僧侶による百丁の法螺貝を奉納。百名の山伏が、熊本市内、ならびに阿蘇神社周辺を歩く姿は、まさに、熊本の歴史に残る光景でした。熊本城、阿蘇神社、そして熊本全体の復興の祈りが届いたことでしょう。

    真言宗とは?

    日本における仏教宗派のひとつ。総本山は京都・伏見の醍醐寺。宗祖は弘法大師。全国各地に寺院があり、真言宗・本蔵院もこの宗派となっています。

    醍醐寺公式サイト

  • 2017.4.2-4.3 さくら祈願

    翌年4月には「百螺祈願」のルートを、子どもたちとたどる「さくら祈願」を執り行いました。阿蘇神社・加藤神社・菩提樹苑の3本の桜に、国造神社の名水を洒水する、一泊二日の巡礼の旅です。季節外れの雪が舞い散る中、お互いに励まし合いながら歩ききりました。子どもたちが、復興への思いを心に刻んだ旅となりました。

  • 2017.4.3 醍醐の桜の植樹式と梵鐘開眼供養式

    「百螺祈願」にて、加藤神社ならびに阿蘇神社へ植樹した「醍醐の桜」と同じ桜を菩提樹苑にも植える植樹式、ならびに「復興の鐘」の開眼供養を執り行いました。絶好の晴天のもと、「復興の鐘」の撞き初めやクラシック音楽の演奏、バルーントスもあり、式は多いに盛り上がりました。雲ひとつない青空に色とりどりの風船が舞う様子は、復興への祈りが浄土まで届いたようにも思えました。

    醍醐の桜って?

    本蔵院の総本山、醍醐寺。豊臣秀吉にゆかりのあるこの寺には「醍醐の花見」で秀吉が眺めたとされる桜の子孫、樹齢150年のしだれ桜が残されています。この桜が「醍醐の桜」と呼ばれ、春には多くの観光客の目を楽しませています。このしだれ桜をバイオ技術で増殖したのが熊本に植樹した3本の「クローン桜」です。

  • 2017.12.31-2018.1.1 除夜の鐘

    初めての試みで不安もあった「除夜の鐘」。当日は300人を超える方々にお集まりいただきました。鐘を撞くのはもちろん、隣で修した護摩行を「初めて見た」という方の声も多く聞かれました。お越しいただいた皆様は、新年へと向かう気持ちを清められたのではないかと思います。

  • 2023.12.31 除夜の鐘

    2023年 大晦日の本蔵院・菩提樹苑の除夜の鐘。熊本地震からのさまざまな取り組みの流れを受け、本蔵院だからこそできる、意義ある除夜の鐘になることと思います。さまざまな思いを胸に、荘厳な鐘の音に耳を澄ませ、清らかな気持ちで新年を迎えましょう。