一年の終わりと新しい年の始まりを、厳かに告げる除夜の鐘。
「除」には“古いものを去って新しいものにつく”という意味があり
大みそかは、古い年を去り新しい年を迎える日なので「除日」と呼ばれます。
除日の夜に撞かれる鐘、それが除夜の鐘。
諸説ありますが、人には108の煩悩があると言われ
それを祓うために108回の鐘を撞くと言われています。
大みそかは除夜の鐘を撞きに菩提樹苑にお越しになりませんか。
今年一年、皆さんの心を惑わせ、悩ませ、苦しめたものを解き放ち、
新しい年、清々しく一年の幸せを願いましょう。
除夜の鐘について
日時
- 22:00
- 受付開始
- 23:00
- 厄除護摩祈願
撞き始め - 24:00
- 受付終了
- 24:30
- 除夜の鐘 終了
厄除護摩 祈願終了
奉納料
お一人様 1,000円
厄除け護摩祈願[護摩木一本付・鐘撞き一打]
※ 当日受付にてご奉納ください。
厄除け護摩祈願とは
真言密教に伝わる秘法で護摩木と言われる木に願い事を記入し、導師により焚き上げられ、願主の願いを御本尊不動明王に届け、旧年中の厄災を払い、現世利益を願うものです。
場所
公園墓地菩提樹苑 鐘楼堂広場
〒860-0073 熊本市西区島崎5-927-6 Googleマップで見るTEL 096-356-1962
公園墓地 菩提樹苑
本蔵院が管理している公園墓地。熊本市中心地から約3.5キロとほど近い、西区島崎に位置します。中でも鐘楼堂が建てられた場所は見晴らしがよく、熊本市内を一望できます。
苑内案内図
CMギャラリー
復興の鐘 建立の経緯
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最大震度7を記録した2回の地震をはじめ、最大3以上の余震が500回を超えた熊本地震。県内各地で多くの尊い命が奪われ、建物や神社の倒壊が見られました。本蔵院でも、堂内の仏像や仏具、書棚等の全壊などの被害を受けました。
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翌年4月には「百螺祈願」のルートを、子どもたちとたどる「さくら祈願」を執り行いました。阿蘇神社・加藤神社・菩提樹苑の3本の桜に、国造神社の名水を洒水する、一泊二日の巡礼の旅です。季節外れの雪が舞い散る中、お互いに励まし合いながら歩ききりました。子どもたちが、復興への思いを心に刻んだ旅となりました。
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「百螺祈願」にて、加藤神社ならびに阿蘇神社へ植樹した「醍醐の桜」と同じ桜を菩提樹苑にも植える植樹式、ならびに「復興の鐘」の開眼供養を執り行いました。絶好の晴天のもと、「復興の鐘」の撞き初めやクラシック音楽の演奏、バルーントスもあり、式は多いに盛り上がりました。雲ひとつない青空に色とりどりの風船が舞う様子は、復興への祈りが浄土まで届いたようにも思えました。
醍醐の桜って?
本蔵院の総本山、醍醐寺。豊臣秀吉にゆかりのあるこの寺には「醍醐の花見」で秀吉が眺めたとされる桜の子孫、樹齢150年のしだれ桜が残されています。この桜が「醍醐の桜」と呼ばれ、春には多くの観光客の目を楽しませています。このしだれ桜をバイオ技術で増殖したのが熊本に植樹した3本の「クローン桜」です。
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初めての試みで不安もあった「除夜の鐘」。当日は300人を超える方々にお集まりいただきました。鐘を撞くのはもちろん、隣で修した護摩行を「初めて見た」という方の声も多く聞かれました。お越しいただいた皆様は、新年へと向かう気持ちを清められたのではないかと思います。
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2023年 大晦日の本蔵院・菩提樹苑の除夜の鐘。熊本地震からのさまざまな取り組みの流れを受け、本蔵院だからこそできる、意義ある除夜の鐘になることと思います。さまざまな思いを胸に、荘厳な鐘の音に耳を澄ませ、清らかな気持ちで新年を迎えましょう。