盂蘭盆会万燈供養

2017年8月13日

すべての愛しいものへ

公園墓地菩提樹苑内 鐘楼堂広場にて「盂蘭盆会万燈供養」を、去る8月12日に無事厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

この法要は、仏教における「一切衆生」の考えから、檀信徒様のみならず、菩提樹苑の建立者の方々、「沙羅の苑」のペットちゃんと飼い主様など、当院に縁のある方、ならびに縁のない方も含めたすべての総供養法要として行ったものです。

当日は予想を超える二百名近くのご参拝をいただき、皆様のご理解、ご賛同ならびにご参拝に深く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

当日はたくさんの献灯(燈明)が灯されました。
古くより諸霊を慰める供養として大切にされてきたのがお燈明。暗闇を照らす一筋の燈明は仏の智慧とされ、その御光の功徳を亡き諸霊に廻らすという徳を授かるとされています。

また、この度初めて鳳笙(笙)演奏者である井原季子さんをお呼びし、奉納演奏をいただきました。
荘厳な笙の音が会場全体を包み込み、そして島崎の丘の裾野に降り、熊本市、さらには阿蘇の山々まで響き渡る演奏でした。

最後は、式の始めに献灯・献花をしてくれた子どもたちと一緒に「復興の鐘」を撞きました。

ゆっくりと夜に近づく雰囲気、菩提樹苑の高台から眺める夜景、奉納された尺八や笙の音など、すべての要素がからみあい、まるで会場一帯が極楽浄土になったかのような不思議な空間と時間を皆様と共に過ごすことができました。

来年以降も今年と同様に「盂蘭盆会万燈供養」を執り行いたいと考えています。
多くの皆様に、この素晴らしい法要においでいただければ幸いです。

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