物事を正しく考える 基礎を与えるのが 仏教である
仏さまの種まき

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お寺には様々なご相談があります。人生問題、夫婦問題、恋愛から経営の相談まで、ありとあらゆる問題を抱えた方々がいらっしゃいます。しかし、その殆どが悩みというよりも何か良い抜け道はないだろうかというお困りごとのほうが多いです。しかし、そう都合の良いようにいくはずもなく、その裏には都合の悪いことも同時孕んでいます。人も世の中も常に変化しています。変わらないということは有り得ません。今日と明日の私は違う生き物です。それを仏教では「諸行無常」と言います。このことを本当の意味で理解することは非常に大切で、それは自身の思い上がりの心を抑え、悲観する心は明るくなり、生死流転の世の中を知れば無理な欲望を離れ、ありとあらゆる知識を駆使し、歪みのない健全な考えが生まれてくるのです。正しく前に進み方、考え方の基礎になってくるのが仏教の功徳であります。