“お知らせ”
- 汚い仕事ほど 綺麗な仕事はないぞ
- 仏さまの種まき
「仕事」という言葉は、もともと「為事(しごと)」と書き、「ことをなす」という意味でした。では、何をなすのかといえば、それは特別なことではなく、日常のあらゆる営みすべてを指していたのです。ところが、時代が進むにつれ、人は自分がやりたいことだけを選び、嫌なことは避けるようになっていきました。仏教には「雑事は仏事」という言葉があります。人が嫌がることや誰もやらないこと、まさにそうした場所にこそ仏さまの仕事があり、本来なすべきことが隠れているのです。私の師匠も、迷ったときには「腰を落とせ、なすべきことが見えてくる」と教えてくださいました。元横綱貴乃花のこの言葉は、厳しい世界を生き抜いてきたからこそ生まれた、重みある人生訓なのではないでしょうか。
