困る事を縁として それを克服していく
仏さまの種まき

困る事を縁として
それを克服していく

悩んでいると口にしますが、厳密にいえば、それは大抵「困っている」場合が多いです。
解決のつかない問題に直面し、どういたら良いのか分からなく悩んでいる。
「我」というエゴを立て、自分にとってどちらが都合が良いか、得であるか、そのような観点に立って問題に立ち向かっても、それは答えが見えてきません。
本当に悩んでいるのではなく、困っているのです。
困るという事を縁として、それに向き合う。
そこに物事が発展したり、自分が成長するのです。
その場から逃げても、問題の解決にはなりません。
むしろ、困っている事から逃げると、その問題に追いかけられます。
つまり、苦しいから逃げるのではなく、逃げるから苦しいのです。
トライアル&エラー「挑戦と失敗」を繰り返すしかないのです。
何か事を越せば失敗するものです。
しかし、「失敗」を大きなチャンスとして捉え、それを乗り越えて行くところに人生の深みと味わいが出てくるのではないでしょうか。