“お知らせ”
- 努力することの本当の意味は 人に勝つということではなく 天から与えられた能力を どこまで発揮させるかにある
- 仏さまの種まき
不思議なもので、人はなぜ、何かをするのでしょうか。仕事、学業、遊び、修行、など何かを。人間はそもそも根本的に、何かに打ち込み、成長するということで満足する生き物です。最近では、勝ち組・負け組などという言葉が流行し、その価値基準は何かというと、どちらが多く資産を持っているかということです。しかし、本当の人間の価値基準は資産の量ではないはずです。仏教では、「自分とは何かということ」「自分が本当の自分になっていくこと」。これが仏教の価値基準です。人に勝つために、努力するのではないですよね。そして、面白いことに、本当に努力している人は、実はその努力を努力と思っていないのです。そういう努力が本当なのでしょう。仏教では精進と言います。自分が本当の自分になる、これが人間が構造的に持っている幸福感なのです。
