親や先祖を大切にすることは 人生の基盤である
仏さまの種まき

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今年もお盆の季節がやって参りました。お盆という日本古来の風習が今も続いているということはとても素晴らしいことだと思います。では、なぜ大切なのでしょうか。そもそも、私達はどこからやって来たのでしょうか。お母さんのお腹の中からですね。では、そのお母さんはそのお母さん、と言うようにどんどん遡ることができ、三十代も遡ればなんと十億人の先祖がいることになるそうです。つまり、私達は多くの先祖の流れの中に存在しているのです。そう考えてみますと、自分の生命とは、自分のものであって自分のものではないのです。自分の勝手になるようなものでもない。我々は、多くの先祖から伝えられた遺伝子の最先端を生きており、今頂いた生命を最大限に活かし、それが次に繋がっていくという事が大切であります。その意味において、親を含めた先祖を大切にするということは、人間が本来備えている根源を忘れないということでもあるのです。