謙虚にして驕らず
仏さまの種まき

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先日、お亡くなりになりました稲盛さんのオフィシャルサイト内「六つの精進」より引用いたしました。稲盛さんは、ご存知の通り、大変仏教に造詣が深く、特に六波羅蜜という仏教の修行形態を実践されていた方として有名です。六波羅蜜とは、お彼岸の際にお説法されるのですが、「一、布施 二、持戒 三、忍辱 四、精進 五、禅定 六、智慧」の六つを実践することによって、彼岸つまり心の浄土を目指すと言うものです。この中でも特に「一、布施」をとても大切にされておられました。利他行とも言いますが、他を利するために尽くすこと」となりますように、他を利することがつまりは自己にも利をもたらすのであるということです。お寺に掲げてある三帰依文の最後にも「社会に献身せよ」とありますが、貢献ではなく献身です。究極の布施は身を捧げるということ。なかなか出来ることではございませんが、出来るからする、出来ないからしない、ではなく、そのような自分の都合を超えて、自分の人生に邁進することをお伝えいただいているのだと思います。