正解を選ぶのではなく 選んだ道を正解にすればいい
仏さまの種まき

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七大陸最高峰最年少登頂記録を二十五歳で樹立されたアルピニストの野口健さん。何かのきっかけで彼の本を読みました。その本の一節からの言葉をご紹介いたします。私自身、非常に共感のできる言葉でございました。人生というものにそもそも正解などというものはありません。そうかといって、どう歩めばいいのか分からないこともよく分かります。私が青年の頃から心掛けていることは「ガムシャラ」。私は、昔から与えられた場所で楽しむことが出来る性格で、他の人がこれは大変だろうと思うことでも、無自覚に楽しむことが出来ました。今思えば、それが正解かどうかだなんて考えたことはないし、どちらのほうが正解の確率が高いかなんて推し量ったこともない。ただ、歩みを前に進めただけだ。縁のあったもの、足が前に出た方向、それを楽しみながら前に進み、それが自分の人生の軌跡になり、間違いではなかったといえるまで深める、まさにこの言葉の通りです。