物事の実現は、 出来ると信じる ことから始まる
仏さまの種まき

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日本電産代表取締役会長の永守様。世界一を目指し立ち上げた会社は、「世界一の総合モーターメーカー」として歩み続けておられます。誰もできないことを願い続けるということは、並大抵の思いではありません。その永守様の言葉には重みがあります。この言葉の後には「自ら出来ると信じた時には、その仕事の半分は完了している」と続きます。仏になる修行というのも、どこかのゴールに到達してあぐらをかくことではありません。いつも坂の途中にあり、坂を登っている状態を仏と言い、その姿を菩薩(ボサツ)と言うのです。私たち仏教徒は、仏に成ることを第一義としています。それを成仏と言います。その時に、どうせ私は仏になれません、と思ったらそれはもう成れません。成れる成れないではなく、仏に成れると信じ、歩み始めることが大切です。