“お知らせ”
- すべてのものごとは その人の心によって 成り立つ
- 仏さまの種まき
皆様ご承知の通り十二月八日はお釈迦様がお悟りを開かれた日、成道会でございます。苦行しても悟りを得られなかったお釈迦様は、菩提樹の木の下にお座りになり、人間の苦しみの原因を突き止め、その解決には自己自身を明らかにするしかないという悟りに至られました。今もお釈迦様の時代も、正しい生き方をしようとすればするほど悪魔が押し寄せてきてそれを妨げようとすると言います。その悪魔は十あると言います。一楽欲 二不快 三飢渇 四渇愛 五懶惰 六恐怖畏 七疑い 八虚栄と剛情 九名利 十自讃毀他 です。お分かりのように、この悪魔の正体とは自身の心の中に潜む心の問題でございます。私たちは常にいろいろなものに誘惑され迷い苦しんでいるのです。お釈迦様は「人生は苦である」と悟られました。「悪魔とどう向き合うのか」それに自ら気付くということ がこの成道会の意味でございます。
