“お知らせ”
- 自己を灯明とせよ 法を灯明とせよ
- 仏さまの種まき
そもそも仏教の教えとは、自分を明らかにする智慧の教えであります。あっても無くても良いというようなものではありません。仏教では、「分からない」という事を「無明(ムミョウ)」と言います。本当の自分が分からないから偽物の自分を自分としてしまう。本当の自分を見失うのですね。人間は本当のことがわからないという迷いの中にいます。そして、自分が迷っているということに気付かないのです。自分は自分のことをよく分かっている、立派に歩んでいると錯覚しているのです。無明とは暗闇です。一寸先も見えないのです。どちらに行けば分からないのです。それが迷っている我々の正しい認識です。そこに、智慧という光が差し込み、知恵の光によって進むべき道が分かるのです。仏の智慧(法灯)によって本当の自分(自灯)に出会い、本当の独立者の道を歩まねばなりません。
