“お知らせ”
- 極楽も地獄も 自分の心が作り出す 全てが決まる
- 仏さまの種まき
七月八月とお盆を迎え、皆さまそれぞれにお墓参りや仏壇のお参りをお済ませになったことと思います。さて、お盆は盂蘭盆経(うらぼんきょう)に書かれているようにお釈迦さまと弟子の目連尊者とのお話です。また日本におけるお盆の歴史は、斉明天皇三年(六五七)に須弥山の像を飛鳥寺の西に作って盂蘭盆会を設けたと『日本書紀』に記されております。仏教行事の中でもこのお盆の風習ほど地域差があるものはございません。しかしその風習の精神は、いかなる精霊も分け隔てなく供養し、地獄や餓鬼道に落ちた亡者であっても、我々の善行でもれなく救う追福菩提でございます。どうか、この期間は特に、自身の分別の心を捨て、ご先祖様のみならず生きとし生けるもの全てに慈しみの心を持ってお過ごしください。
