“お知らせ”
- 人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くがごとし
- 仏さまの種まき
言わずと知れた神君・徳川家康公の遺訓であります。家康公は、二百六十年もの長きに渡り続いた江戸幕府の礎を築かれました。その礎を築かれた家康公ですが驚くべきは、神道仏教儒教等に大層力を入れられたことであります。儒教は藤原惺窩に、また仏教においては南光坊天海によってご講義を賜ったとあります。こういった深い思想への造詣が家康公を支えておられたのです。この言葉の由来するところの論語の教えに「修養」がございます。修養とは、身を修め徳を養うことであります。最近では、あまりに知識の習得に重きを置きすぎ、精神を練磨することを怠る傾向にあります。ですから修養と修学と相容れることが大切であります。大変な勉強家であった家康公のように、修養、修学しなければ、人生を力強く歩むことは出来ません。心して、一歩一歩、前を向いて歩んで参りましょう。
